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医学部保健学科の先輩に聞いてみました!

在学生01
放射線技術科学専攻 2年
加藤 優衣子 さん

放射線技術科学専攻を選んだ理由は?
高校性のときに受けたMRI検査で放射線技師の方が優しく声をかけてくださり、不安な気持ちが和らいだ経験から憧れを持ちました。また、がん治療によって人生の選択肢が狭くなることもあると知り、治療前にきちんと情報提供をし、主体的に人生を選択できる体にやさしい治療を研究する技師になりたいと考えました。岡山大学には新しい放射線治療を研究されている先生がおられることを知り、そこで学びたいと思ったからです。

これからの目標は?
授業で学ぶことをその日に振り返り、積み重ねることを大事にしていきたいです。在学中には第一種放射線取扱主任者の資格取得に挑戦しようと思っています。また、保健学科SDGsアンバサダーの活動にも参加していて、SDGsを保健学科の学生に知ってもらい鹿田キャンパスをより良くすることを目標に活動しています。志望動機の放射線治療についても詳しく学び、将来は患者さんの人生に寄り添えるような技師になりたいです。

【これからの夢や目標】
私が高校時代に大切だと感じたことは、自分自身を見つめ直すことです。それは自分がなりたい職業や好きなことに対して、深く「どうして?」と問いかけるということです。そうすることで、自分が大切にしたいことに気づき、思い描く自分に少し近づけると思います。今すぐ将来のことを決められないというときもあると思います。ぜひ納得いくまで自分の気持ちに耳を傾けてみてください。みなさんが選ぶ道を応援しています。


在学生01
放射線技術科学専攻 2年
西坂 那津実 さん

放射線技術科学専攻を選んだ理由は?
母が医療職に就いていて、母の仕事の様子を見たり話を聞いたりする機会があり、小さい頃から医療の道に興味を持っていました。将来何になりたいか考えた時に、色々な職業を調べていく上で、放射線技師がX線検査やCT、MRI、マンモグラフィなど、様々な手法を駆使して病気の早期発見に役立っていることを知りました。病気の早期発見さらには治療にも欠かせない放射線技師の仕事に魅力を感じ、放射線技術科学専攻を選びました。

大学生活で取り組んでいることは?
私は水泳部のマネージャーをしていますが、日々の練習がより充実するように、マネージャーの仲間とともに選手の皆さんをサポートできることにとてもやりがいがあります。また、1年生の時はほとんどがオンライン授業で、学部の友達と仲良くなる機会が少なかったので、部活で仲の良い友達ができたのは心強かったです。部活のない休日には皆で遊びに行くことも多く、私の大学生活に欠かせない存在です。

1週間のスケジュールは?
平日は朝から夕方までほぼ授業です。授業のない時間帯には友達とゆっくり食事をしたり、授業の課題を一緒にしたりします。部活は水泳部に所属していて週に3回練習をしています。また、これ以外の時間を使って週に2~3回アルバイトをしています。時間を上手く使って友達と遊んだり、趣味に取り組むこともできます。皆さんも放射線技術科学専攻に来たら勉強以外にも自分のやりたいことを見つけて、ぜひ取り組んでみてください。


在学生01
放射線技術科学専攻 2年
佐々木 日菜子 さん

放射線技術科学専攻を選んだ理由は?
診療放射線技師は、X線検査やCTといった放射線を用いる撮影装置やMRI、超音波装置などを用いて画像を撮影するのが主な業務です。患者さんの病気を直接治療する機会はあまりありませんが、病気の診断や治療方針の決定のためには技師が撮影する画像が必要です。病気を治す最初の一歩につながる技師の仕事に憧れ、放射線技術科学専攻を選びました。

興味を持った授業科目は?
さまざまな撮影方法について詳しく学ぶことができる撮影技術学の講義や、実際にファントムを用いてX線撮影装置を使った実験を行う基礎医用画像情報学実験など、臨床現場で使える技術を身につけることができる科目に興味を持ちました。その他にも、放射線防御について学ぶ安全管理学や、撮影装置の取り扱いや仕組みについて学ぶ機器工学など、診療放射線技師になるために必要な知識を身につけることができる科目が数多くカリキュラムされています。

これからの目標は?
患者さんとのコミュニケーションを大切にし、適切なポジショニングで撮影して、診断や治療方針の決定に役立つわかりやすい画像を提供できる診療放射線技師を目指したいです。そのために、各撮影法の細かな設定や病気についての幅広い知識を身につけたり、クラスの仲間との会話を大切にしたりして、目指す技師像に近づけるよう努力したいです。

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大学院保健学研究科の先輩に聞いてみました!

在学生01
高度実践研究コース(博士前期課程 1年)
田中 歩 さん

現在取り組んでいる研究について教えてください。
鳥取県三朝町の協力のもと、ラドン温泉が健康に及ぼす効果を明らかにする一環として,三朝町住民の健康効果に関する基礎的な疫学調査を行っています。所属研究室では動物実験でのメカニズム解明等の研究を主として行ってきましたが、今回「ヒト」を対象とした研究として調査しています。初めて扱う統計ソフトを使っているので四苦八苦することも多いですが、担当教員と相談しながら研究を進めています。

将来の目標について教えてください。
具体的な就職先はまだ決まっていません。現在はインターンに行くなど基本的な就活を行っています。意識していることは、いざという時の選択肢を増やすために日々の研究をコツコツ続けることです。同じように学部生の方で、まだ希望業界も決まっていない!という方がいらっしゃるかもしれません。ですが、そんな人こそ無理に絞らず焦らず、日々の研究や講義をコツコツ続けることで何か見えてくると思います。

高度実践研究コースへの進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
大学院で過ごす2年間は、目標に対して深く掘り下げていく能力を培うことができる非常に有益な時間になると思います。これはその後の進路に関わらず様々な場面で求められる力ではないでしょうか。もちろん学部生に比べて研究に割く時間は多いですが、それ以上に得るものが大きいと感じます。興味があれば院生や教員に声をかけてみてくださいね。


在学生01
がん放射線科学コース(博士前期課程 2年)
北川 征児 さん

現在取り組んでいる研究について教えてください。
PHITSというシミュレーションソフトを使って、X線の散乱線分布について調べています。X線透視装置の条件(管電圧や管電流など)や、患者さんの体厚、寝台の高さといったさまざまな因子が、散乱線分布にどのような影響を及ぼすのかについて研究しています。将来的には、これらの因子と医療従事者の水晶体被ばくの相関を調べ、医療被ばく低減に貢献できればいいなと思っています。

将来の目標について教えてください。
医療技術は日進月歩ゆえ、仕組みを十全に理解せずとも装置を使用することが可能です。ですが、理解しようと努力することで、広い視野で仕事に臨み、より質の高い医療を提供できるのだと感じることが多いです。技術の進歩に臆することなく、学ぶ姿勢を保ち続ける診療放射線技師であることが現在の目標です。

がん放射線科学コースへの進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
私は病院で診療放射線技師として働きながらがん放射線科学コースに在籍しています。岡山大学の保健学研究科には、「社会人コース」として働きながら大学院に通える仕組みが整えられているため、社会人で進学を考えている方にもおすすめです。また、現役学部生の方にとっても、臨床現場で働く方と触れ合える可能性があることは、意義深いことなのではないでしょうか。


在学生01
先端研究コース(博士後期課程1年)
直江 翔太 さん

現在取り組んでいる研究について教えてください。
私の研究テーマは、低線量放射線の健康影響と医学応用です。一般的に、放射線は体に悪いものと認識されていますが、微量であれば程よく生体を刺激し、健康に良い作用を及ぼすことが明らかになりつつあります。これについて、動物実験等を通して、疾患の抑制効果やそのメカニズムの解明に取り組んでいます。また、所属研究室は関連分野において世界トップクラスの論文数を誇ります。

将来の目標について教えてください。
将来も、放射線とライフサイエンスに関連する分野の研究者として活動しようと考えています。そして、研究成果を社会に還元するのはもちろん、若手の育成にも力を入れられる研究者になることを目指しています。また、どんな環境でも新しいことに挑戦する姿勢をもち、成長していきたいと思います。

先端研究コースへの進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
後期課程は難しい、忙しいなど、ネガティブな印象をもっている人が多いのではないでしょうか。確かに、研究には時間や労力が必要ですが、後期課程は興味のある研究にじっくりと取り組み、成長できる貴重な機会です。また、行き詰ったときには教員が相談に乗ってくれます。さらに、最近では後期課程の学生に対する給付型奨学金やフェローシップなど、経済的な支援が充実しています。少しでも興味があれば、教員や大学院生に気軽に声をかけてみてください。