保健学科

METHOD

入試方法

保健学科では、一般選抜のほかに総合型選抜、国際バカロレア(IB)選抜など多様な入試方法を取り入れています。多様な入試方法で入学した学生は、将来の医療の発展のために力を発揮したい、国際社会に貢献したい、といった目的意識をもっているのが特徴です。

自分の頭で考え、チャレンジする力を発揮しながら、学生たちは自分自身の可能性を広げています。

総合型選抜
看護学専攻_卒業生

2024年度から総合型選抜入試を取り入れています。この選抜では、特に“好奇心にとみ、自由な発想と知的探究心の強い人”“自らの課題に主体的に取り組み幅広く学ぶ意欲のある人”を求めています。総合型選抜の導入で、さらにチャレンジ精神をもつ学生が増えることを期待しています。

国際バカロレア(IB)選抜

保健学科では、2015年度からIB選抜で学生が入学しています。
IB教育課程での履修科目とその成績を指定していますが、入試の方法は書類審査と面接になります。

英語力と国際感覚

看護学専攻_卒業生
看護学専攻 3年生

保健学科では、様々なグローバル化活動が行われており、世界の医療の現状や問題などを自分の目で見ることで、人種の壁を超えた看護を行える医療者になれると考え、受験しました。実際に、今まで以上に多岐に渡った国際的な経験を積むことができています。
「岡大医英会」では実践的な英語力、「グローバル人材育成コース」では英語でのプレゼン力、「留学生とのシェアハウス」では異文化交流を通して国際感覚を身につけ、さらに自己の成長につながっています。

社会人入学選抜

社会人入試は、「もう一度大学で学び直したい」といった、大学入学への意欲を持った社会人のために用意された制度です。出願資格は、3年以上の職歴(家事に従事した期間や大学時代のアルバイトを含む)を有する人です。保健学科では、社会人としての定義に当たる"職歴"に家事だけでなくアルバイトも含めて、学びの門戸を開いています。

学問としての奥深さ・面白さ

看護学専攻_卒業生
看護学専攻 4年生

高校生の時、内戦中のスリランカを訪れ受けた衝撃から「豊かさとは何か」と疑問を抱き、人の尊厳が守られる社会づくりに貢献したいと考えるようになりました。その後、生きづらさを抱える子どもや家族と関わる中で、思いを受け止める難しさや、自分の無力さを痛感し、看護学を学ぶことに決めました。国際的な視点で看護学を学びたいと考え、グローバル化を推進する岡山大学を選びました。
看護学を学べば学ぶほど、これまでどれほど自分が「人」について知ったつもりでいたか、いかに自分が小さな存在であるかを思い知らされます。そのたび、看護学の奥深さや面白さを感じ、進学と言う選択をしてよかったと思います。

SCHEDULE

入試日程

保健学科共通

募集要項の種類 発表時期 入学試験予定
岡山大学入学者選抜要項 6月下旬
国際バカロレア選抜 6月中旬 12月上旬
総合型選抜
社会人選抜
私費外国人留学生選抜
7月下旬 12月上旬
(私費外国人は
2月下旬)
一般選抜 前期日程 11月中旬 2月下旬

学生募集要項の冊子は配布しませんので、上記の発表時期以降、下記リンクからダウンロードください。

学生募集要項 link

RECRUITMENT

募集人員

看護学専攻  80人

総合型選抜 22人
一般選抜 前期日程 53人
国際バカロレア選抜 1人
社会人選抜 若干人
私費外国人留学生選抜 若干人
看護学専攻

放射線技術科学専攻  40人

総合型選抜 11人
一般選抜 前期日程 27人
国際バカロレア選抜 1人
社会人選抜 若干人
私費外国人留学生選抜 若干人
放射線技術科学専攻

検査技術科学専攻  40人

総合型選抜 10人
一般選抜 前期日程 28人
国際バカロレア選抜 1人
社会人選抜 若干人
私費外国人留学生選抜 若干人
検査技術科学専攻

Q&A

入試に関するQ&A

看護学専攻

Q. 一般入試に、文系を設けたのはなぜですか。看護学は理系の学問だと思っていました。
A. アドミッション・ポリシーに示しているように、保健学科では、他者との違いを理解し、自らの考えを多様な方法で分かり易く表現できるコミュニケーション力、課題に対して多角的な視点で検討することができる探究力、人間性を高めるために多様な課題に対して好奇心を持って学び続けることができる力等を身に付けている人材を広く求めています。高校では、「入学後の学修に向けて総合的な基礎学力、論理的な思考力と分析力、生命や複雑な自然現象を理解するために、総合的な科学的思考能力も身につけて欲しい。」とお願いしてきました。したがって、これまで数学や理科の力を重視してもらってきた経緯があります。

一方で、医療・看護を取り巻く環境は、少子高齢化の進展、医療技術の進歩、生活・療養の場の多様化等、変化しており、そのような社会の中で生活する個人の価値観やニーズも様々となってきています。そのため人を対象とする看護学では、その人にとってよりよいケアを考え、提供するために、現象を捉える力や文脈を読み取る力なども、これまで以上に求められるようになってきています。このような状況から、以前から幅広く優秀な方に入学していただきたいと思っていました。しかし、看護学専攻の一般入試では、理系選択した方でないと受験が難しい状況でした。高校で文系選択した方であっても優秀な方に是非入学していただきたいという考えから、文系を設けるに至りました。なお入試の際の理系・文系は、受験上の区分であり、高等学校の理系、文系の区分とは異なります。

Q. 一般入試の理系・文系のどちらで受験するか悩んでいます。情報があれば教えてください。
A. 「過去の合格者状況」「合格者成績情報」をご覧ください。前年度の状況になりますが、選択区分別の合格者状況を閲覧することができます。「合格者成績情報」では、文系・理系での合格者数や共通テストおよび個別学力検査等の合格者平均得点、最高点、最低点を見ることができます。これらの情報も参考になさってください。保健学科のHPから岡山大学の入試課が公開している情報を閲覧できるようにしています。

Q. 総合型選抜に「模擬講義による小論文」があります。看護学専攻では、どのような力を求めているのでしょうか。
A. 学力の3要素の中で思考力・判断力・表現力を特に重視し、看護学専攻では小論文(模擬講義による)を取り入れて実施しています。模擬講義を受けた後に、講義内容等に関連した設問に文章で解答する形式とし、理解力、思考力、表現力を評価しています。

看護学は、人を対象とした学問になります。実習等では、病気をもつ人、障害をもつ人、高齢者など健康的な生活を送るために何らかの支援を必要とする人といった、様々な人を対象とし、その人たち・彼らを取り巻く家族を理解し、支えること、あるいは自立した生活ができるような支援を考えることを学びます。その特殊性・専門性から、聴く力(相手の伝えようとしていることを的確に理解する力)は重要になります。チームとして看護実践を行う場面も増えていますので、受け取った内容を正しく理解して表現する力も必要となります。そこで、その基礎的な力を模擬講義による小論文で評価しています。講義の内容を聞き取り、その内容を理解してさらに深く思考し、表現できるかを問うています。模擬講義による小論文は、特定の課題に対する知識そのものを問うという性質のものではありません。しかし、日頃から様々なことに関心を持ち、なぜ・どうしてと考えてみることで、物事を深く考える力や論理性は身についていくかもしれません。そのような力を持っている人を看護学専攻では求めています。

PAST PROBLEMS

過去の試験問題

過去の試験問題や回答例を開示しています。
下記のリンクから、開示期間や方法をご覧ください。

入試情報の開示手続き link

SUCCESSFUL APPLICANTS

過去の合格者状況

過去の合格者状況

前年度の合格者状況を開示しています。
下記のリンクから、選抜区分別の合格者状況をご覧ください。

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/nyusi_kekka.html link
合格者成績情報

前年度の合格者成績情報を開示しています(5.1以降)。
下記のリンクから、選抜区分別の合格者成績をご覧いただけます。

2023年度入試

国立大学法人岡山大学:情報開示 (okayama-u.ac.jp) link

2024年度入試

https://www.okayama-u.ac.jp/user/st/nyushika/2024/file/kaiji_ippan03.html link