活動
INTERNATIONAL
国際交流
保健学科(学部及び大学院保健学研究科)では国際交流活動を組織的・戦略的に行っています。 国際交流を推進することの意義は、日本の保健医療システムを世界のスタンダードに照らし合わせ、国際的な医療人を育成するために何が必要なのか、そして、保健・医療・福祉の国際化時代にあって保健学科・保健学研究科の使命は何なのかを、正面から考える機会をもつことにあります。本学科・研究科では国際交流を通して、グローバル化社会の中で新しい時代を切り開いていく専門職業人の育成を支援します。
東北タイ研修
毎年9月前後に、学年に関係なく学生6名が保健学科教員2名の引率のもと5日間のタイ国研修に行っています。この活動は2006年から始まり、長く継続して行われている活動です。
タイ国には国際機関の事務所が多く設置されており、大学関係者はWHO等から保健医療専門家として世界中に派遣されているため、学ぶことは非常に多くあるといえます。
岡山大学医学部保健学科はタイのシーマハサラカム看護大学(マハサラカム県)と部局間協定を結んでおり、充実した大学の視察や学生との交流ができます。
タイでの総合病院の見学や代替医療施設、地域保健の現状を知るために村の活動の場や家庭への訪問などもおこなっています。海外が初めてでも、英語を自由に話せなくても参加できます。
近年は、シーマハサラカム看護大学からも、毎年6名の学生が岡山大学を訪問しており、互いの国の文化や医療・福祉を学び合い、相互の交流を活発に行っています。
これまでに、タイへの学生派遣を14回、タイからの学生受け入れを6回、行ってきました。COVID-19の影響を受けながらもオンラインでの交流を継続し、2023年度は現地での研修を行いました。
2024年度の研究報告はこちら
2023年度の研究報告はこちら
2022年度オンライン交流はこちら
2021年度オンライン交流のポスターはこちら
活動報告2019はこちら
外国での体験は、帰国後の勉強への意欲につながる!?
これまでの参加者は次のような感想を述べています。
「タイの方の人なつっこい笑顔がとても印象的で、見ていると幸せな気持ちになれました。話す言葉は違っても笑顔は世界共通!」(検査3回生)
「国際機関への訪問や、同じ看護を志すタイの学生たちと交流して、国際的に物事を見たり考えたりすることの重要性を実感できました」(看護3回生)
「同じ夢をもつタイの学生たちとふれあった事で、彼らの考え方や文化などから大きな刺激を受けました。自分自身のモチベーションアップにもなりました」 (看護2回生)」
アジア協定校との看護教育連携と世界で活躍するヘルスサイエンティストの育成
2019年11月さくらサイエンスプラン「科学技術研修コース」によりタイ王国のシーマハサラカム看護大学から学部生6名と引率教員2名を招へいした活動時の写真を掲載しています。
チーム医療演習(海外班)
チーム医療演習は、看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻の学生で一つのチームを作り、健康・保健・医療の分野における課題に対して知恵を出し合いながら課題を探求する科目です。
必要な知識や情報を整理し、最終的にプレゼンテーションを行います。その中でも海外班は、海外の連携大学を訪問し、現地の学生と英語でコミュニケーションを取りながら、成果の発表をするほか、一緒に授業を受けたりしています。
直近2年間は、COVID-19の影響でオンラインでの交流を継続していましたが、2023年は現地への訪問が解禁され、釜山カトリック大学 (韓国)・Chang Gung大学(台湾)・ハサヌディン大学 (インドネシア) を訪問しました。
学生はこの演習を通して、チーム医療だけでなく、国際交流の重要性をしっかり学んでくれています。今後もこれらの大学との国際交流を継続していく予定です。
2023年の活動報告(
台湾班、
インドネシア班、
韓国班)
O-NECUSプログラム
「岡山大学と中国東北部の7大学は,優れた人材の育成を共同で行い,大学院学位の国際的通用性,質の保証,国際水準の教育の提供を図るプログラムを構築することの必要性から,コンソーシアムを構築,共同プログラムを実施する」というプログラムです。O-NECUS(オネックス)は,Okayama University-North East China Universities platform, Graduate Student Exchange Program の略称です
・概要
・募集概要(Program information)
・出願書類(Application Form)
・別紙1(教育研究分野案内)
<参考:岡山大学国際部HP O-NECUSプログラム>
https://intl.okayama-u.ac.jp/inbound/programs/o-necus/
保健学研究科では、2017年度からこのプログラムを始めており、大連医科大学からこれまで10名の学生を研究生(1年間の短期留学生)として受け入れています。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0名 | 3名 | 1名 | 0名 | 1名 | 0名 | 2名 | 3名 | 10名 |
O-NECUSプログラムには、修了生の博士課程受入制度があり(博士O-NECUS)、中国で修士の学位を修得した後、6名の学生が保健学研究科の博士後期課程に入学しています。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1名 | 0名 | 0名 | 3名 | 1名 | 0名 | 1名 | 0名 | 6名 |
O-NECUSプログラム 研究生へのインタビュー
―なぜ、本プログラムを選びましたか?
以前より、海外に留学したいという願望はありましたが、滞在費や学費など費用面を考えると困難であると諦めかけていました。そのような折、クラスメイトからO-NECUSプログラムの存在を聞きました。日本人の勤勉さや素晴らしい文化、美しい景色に惹かれ、以前から日本に大変興味をもっていたため、本プログラムで是非学びたいと思いました。 さらに本プログラムを経ると、岡山大学大学院博士後期課程で学べる機会も得られるという事で興味を増し、O-NECUSプログラム留学生に選ばれたことを大変光栄に思うとともに感謝しています。
―岡山大学の印象はどうですか?これから何を学びたいと思っていますか?
岡山大学は勉強や研究する環境が整っていると思います。また、寮を利用していますが、メインキャンパスの一つに隣接し、居住環境も申し分ありません。 さらに、教員の方々も学生に寄り添い導いてくれるので有難いです。大学には他にも沢山の留学生がおり、幅広い国際交流ができることも魅力の一つです。 今後、日本語の勉強も頑張り、日本人と簡単な会話ができるようになりたいです。また、O-NECUSプログラムを通して、日本と中国の看護を比較しながら学びを深めていきたいですし、英語論文を作成することも目標にしています。
短期研修プログラム
吉林大学白求恩医学部と岡山大学医学部・大学院医歯薬学総合研究科・大学院保健学研究科はO-NECUSプログラムやキャンパス・アジアプログラムなどでこれまで交流を継続してきました。そして,2018年に新たな短期研修プログラムを開始しました。
2018年度 吉林大学白求恩医学部より受入
保健学科での学生講義や医学研究に関する講義、岡山大学病院で行われている先端研究についてのセミナーを受講し、鹿田地区で開催される免疫に関する国際シンポジウムに参加しました。また、教員に加えて、医学部保健学科の学生、保健学研究科に留学中の中国人留学生を交えた交流会を開催しました。学生たちは約5日間の予定で医学に関する講義や日本文化を学び、体験をする予定です。
吉林大学 白求恩医学部 学生7名 修士課程学生3名 教員2名
時期:2018年10月22―28日
SUPPORT
若手研究者への支援
岡山大学 研究推進機構
若手研究者の活動支援に関する項目若手研究者助成事業(若手の会)
イベントの開催
お悩み相談会 |
2023年度まとめ |
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2022年度まとめ |
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EXTENSION LECTURE
公開講座
保健学科保健学科(学部及び大学院保健学研究科)では、各分野の専門性や知識、技術を活かし地域社会との共創・連携できる講座を開催しています。看護分野、放射線分野、検査分野で、小学生の夏休みの自由研究につながる実験、高校生が入学後の学生生活や研究を想像できる体験、社会人のリカレント教育まで幅広い講座を企画しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
9月10日 (火) 10月8日 (火) 11月12日(火) |
放射線技術研究を始めよう |
9月予定 |
ラドン温泉科学基礎講座:ラドンと健康 |
8月下旬 |
アドバンスケアプランニング~健康な今こそ「縁起でもないもしもの話」をしよう~ |
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詳しくは「R6公開講座案内」及び保健学科イベント情報をご覧いただき、お申し込みください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/society/koukaikouza.html