保健学科
DEPARTMENT
OF
HEALTH
SCIENCE
保健学科
MESSAGE
学科長からのメッセージ
ようこそ!岡山大学医学部保健学科へ
学科長
廣畑 聡
ホームページをご覧いただきありがとうございます。新型コロナウイルスによる感染拡大の中で、医療の重要性が広く認識されています。今の医療においてメディカルスタッフの貢献度は非常に大きいものがあります。現在の社会的情勢の中で、岡山大学保健学科での学びを継続できることを貴重に思いつつ、社会の要請にしっかり応えられる教育を提供していく必要があります。
岡山大学医学部保健学科は1921年(大正10年)に設置された岡山医学専門学校附属医院看護婦養成科をその起源にもち、2021年(令和3年)には100年を超える歴史をもっています。本学科は医学科や歯学科とともに大学病院を中心とした医療系キャンパス(鹿田キャンパス)に位置し、看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻の3つの専攻に分かれ、看護師、保健師、診療放射線技師、臨床検査技師の育成を行っています。医療技術のみではなく、豊かな人間性を備え、高度な医療・チーム医療・高齢社会の医療福祉・医療の情報化・デジタルトランスフォーメーションに対応でき、国際医療の場で活躍できる人材の育成を目指しています。
HISTORY
歴史と伝統
明治3年4月、岡山藩は医学の進歩を図るため、岡山藩医学館を設置しました。そして岡山医科大学を経て、昭和24年岡山大学医学部となりました。
また、岡山大学に既設の専修学校(医学部附属の看護学校、診療放射線技師学校、臨床検査技師学校)、および各種学校(医学部附属助産婦学校)を改組し、昭和61年10月岡山大学医療技術短期大学部(看護学科80人、診療放射線技術学科40人、衛生技術学科40人、助産婦特別専攻科(平成2年~))が設置されました。
平成10年10月には、医療技術短期大学部の改組・転換により、医学部保健学科(看護学専攻80名、放射線技術科学専攻40名、検査技術科学専攻40名、計3専攻8講座)が設置されました。
平成15年4月には、大学院保健学研究科(保健学専攻(修士課程):看護学分野14人、放射線技術科学分野6人、検査技術科学分野6人)、平成17年4月には、大学院保健学研究科博士前期課程(保健学専攻:看護学分野14人、放射線技術科学分野6人、検査技術科学分野6人) および博士後期課程(保健学専攻:看護学分野、放射線技術科学分野、検査技術科学分野、合計10人)が開設されました。
EDUCATION POLICY
教育方針・目標
岡山大学として
教育の基本的目標
岡山大学は、大学が要請される最重要な使命である教育活動を充実させます。これまでの高度な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に”知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
養成する人材像
教育の基本的目標に掲げられた、学生が「主体的に”知の創成”に参画し得る能力」を専門力及び探究力、「学生同士や教職員との密接な対話や議論」をコミュニケーション力、「豊かな人間性」を教養力、「国内外の幅広い分野において中核的に活躍」を実践力としてそれぞれ捉え、第4期中期目標・中期計画の期間においては、本学の理念と目的に基づき、新たな価値創造と世界の革新に貢献できる「主体的に変容し続ける先駆者」を養成します。
自ら行動を起こすために学び続ける実践者
・自ら進んで、課題解決に挑む実践力
・自自ら問うて、課題を見出す探究力
・自語り聴くことを通して、差異から学ぶコミュニケーション力
・自基礎的かつ体系的な専門力
・自自然や社会に関心を持ち、学びを習慣化する力(教養力)
医学部として
教育の基本的目標
医学部は、その最重要な使命として優れた医療人及び医学研究者の養成活動を充実させます。これまでの卓越した研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に科学的思考法と高度な医学的知識・技術を体得し得る能力を涵養します。また学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、医の倫理に徹し、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援します。併せて国内外の幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
養成する人材像
医学部の教育の基本的目標に掲げられた「学生が主体的に科学的思考法と高度な医学的知識・技術を体得し得る能力」「医の倫理に徹する力」「高い総合的能力」「高い人格」をそれぞれ「実践力」「探求力」「コミュニケーション力」「専門力」「教養力」として捉え、「人々の健やかさを守るために高い倫理観の下で専門的知識・技能を的確に発揮してしなやかに成長し続ける、医学・保健学領域の先駆的実践者」を養成します。
人々の健やかさを守るために高い倫理観の下で専門的知識・技能を的確に発揮してしなやかに成長し続ける、医学・保健学領域の先駆的実践者
保健学科として
教育の基本的目標
医学部保健学科は、その最重要な使命として優れた高度医療人および研究者の養成活動を充実させます。これまでの卓越した研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に科学的思考法と高度な医療的知識・技術を体得し得る能力を涵養します。また学生同士や教職員との密接な対話や議論並びに生涯学習を通じて、個々人が医療の倫理に徹し、社会的信頼を得るに足る豊かな人間性を醸成できるように支援します。併せて国内外の幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
養成する人材像
医学部保健学科の教育の基本的目標に掲げられた「学生が主体的に科学的思考法と高度な医療的知識・技術を体得し得る能力」「医の倫理に徹する力」「高い総合的能力」「高い人格」をそれぞれ「実践力」「探求力」「コミュニケーション力」「専門力」「教養力」として捉え、「人々の健やかさを守るために高い倫理観の下で専門的知識・技能を的確に発揮してしなやかに成長し続ける、医療・保健における先駆的実践者」を養成します。
人々の健康増進のために、高い倫理観と豊かな人間性を備え、高度な専門的知識・技能を的確に発揮して、高度なコミュニケーション力と探究力によりしなやかに成長し続ける、医療・保健における先駆的実践者
・医療・保健のリーダーとして課題解決に挑む実践力
・生命や事象をありのままに捉え、医療・保健の課題を見出す探究力
・医療・保健において他者と繋がり学び合うコミュニケーション力
・地域・世界の医療・保健が求める基礎的かつ体系的な専門力
・人間性に富む医療実現のため絶えず好奇心を持って学び続けることができる教養力
POLICY
3つのポリシー(令和6年6月改訂)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)
医学部保健学科は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力
【実践力】医療・保健のリーダーとして課題解決に挑む実践力
個人ならびに医療チームの一員として、高い倫理観を持って時代と社会をリードして、地域・世界の多様な医療課題の解決のために、自ら進んで行動することができる。
【探究力】生命や事象をありのままに捉え、医療・保健の課題を見出す探究力
高度医療人および研究者として、恒常的な医療の質向上のために、絶えず学術的かつ多角的な視点で課題を見出し、改善に向けて取り組むことができる。
【コミュニケーション力】医療・保健において他者と繋がり学び合うコミュニケーション力
高度医療人および研究者として、多様な方法を適切に用いながら、共感性豊かな対話と傾聴によって、差異を超えて互いを高め合うことができる。
【専門力】地域・世界の医療・保健が求める基礎的かつ体系的な専門力
高度医療人および研究者として、専門領域における基盤的知識・技能を高い水準で身につけ、必要に応じて健康に関わる技術開発や課題解決に活用できる。
【教養力】人間性に富む医療実現のため絶えず好奇心を持って学び続けることができる教養力
高度医療人および研究者として、地域・世界の多様な医療・保健の課題に関心を持ち、人間性に富む医療のための豊かな教養を身に付けるため、絶えず好奇心を持って学び続けることができる。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げた力を修得した人材を養成するため、保健学科として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
持続可能社会における医療・保健の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。
教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、医療・保健において「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】自身の考えと異なる人との対話や協働を進めるために必要な知識や技能を身につけ、他の学生と学び合い、共に育ち共に創る実践的なカリキュラムを提供します。
【専門教育】身の考え方を豊かにする異分野の知識や技能、自身の専門を築いていく体系的かつ標準的な医療・保健領域の知識及び技能を、学生同士が切磋琢磨することにより身につけるカリキュラムを提供します。
【言語教育】高度医療人、研究者として、グローバル社会を生きるうえで必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。聞く、読む、話す、書くを統合した総合力を伸ばすために必要な英語、異文化理解の科目群による初修外国語に加えて、医療・保健領域の専門科目についても英語を用いて学ぶ機会を提供します。加えて、正課のみならず正課外においても医学英語を学ぶ機会を創出します。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
医学部保健学科は、以下に掲げた力を身につけた人材を求めます。
求める人材像
チームの一員として課題に積極的に取り組むことができる実践力、課題に対して多角的な視点で検討することができる探究力、他者との違いを理解し、自らの考えを多様な方法で分かり易く表現できるコミュニケーション力、自然科学や社会に関する基礎的知識があり、それらを応用できる力、人間性を高めるために多様な課題に対して好奇心を持って学び続けることができる力を身に付けている人材を広く求めます。
求める力
【実践力】
チームの一員として課題に積極的に取り組むことができる。
【探究力】
課題に対して多角的な視点で検討することができる。
【コミュニケーション力】
他者との違いを理解し、自らの考えを多様な方法で分かり易く表現できる。
【専門力】
自然科学や社会に関する基礎的知識があり、それらを応用できる。
【教養力】
人間性を高めるために多様な課題に対して好奇心を持って学び続けることができる。
医学部保健学科の選抜方針
幅広く多様な人材を確保するため、複数の試験及び日程の入試を実施します。
医学部保健学科の選抜方法
学力検査、面接、書類審査、模擬講義を踏まえた小論文、総合問題による試験のいずれかを、あるいは組み合わせて行い、保健学科での学修に足る学力または適性を測ります。