大学院 保健学科研究科
GRADUATE
SCHOOL OF
NURSING
看護学分野
STUDY
学びについて
博士前期課程【高度保健実践研究プログラム】には2つのサブプログラム[看護学研究コース]と[助産学コース]を配置しています。
博士後期課程【先端医療研究プログラム】には1つのサブプログラム[看護学高度研究コース]を配置しています。
本研究科保健学専攻の博士前期課程【高度保健実践研究プログラム】、博士後期課程【先端医療研究プログラム】のディグリー・ポリシーを達成するために、サブプログラムごとに教育課程を編成しています。
博士前期課程【高度保健実践研究プログラム】2年制
看護学研究コース
ディグリーポリシー
看護学研究コースでは、社会から要請される最重要の使命である教育活動を充実させます。これまでの高度な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に”知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の医療を主体とする幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
カリキュラムポリシー
共通・コア科目 | 学位プログラム概論 リーダーシップとSDGs ヘルスプロモーション科学 医療倫理学 危機管理学 研究方法論 |
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指導教員一覧
博士前期課程 2年制
助産学コース
ディグリーポリシー
助産学コースでは、社会から要請される最重要の使命である教育活動を充実させます。これまでの高度な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に”知の創成”に参画し 得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の医療を主体とする幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
カリキュラムポリシー
共通・コア科目 | 学位プログラム概論 リーダーシップとSDGs ヘルスプロモーション科学 医療倫理学 危機管理学 研究方法論 |
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助産師国家試験合格率(令和5年度) 100%
指導教員一覧
博士後期課程【先端医療研究プログラム】3年制
看護学高度研究コース
ディグリーポリシー
看護学高度研究コースでは、社会から要請される最重要の使命である教育活動を充実させます。これまでの高度な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に”知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の医療を主体とする幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。
カリキュラムポリシー
コア科目 | 学位プログラム概論 インタープロフェッショナルワーク論 Introduction course for health sciences |
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指導教員一覧
THESIS & DISSERTATION
過去の学位論文題目
博士前期課程
令和5年度修了 | 臨床経験3年~5年の看護師における看護実践能力の検討―認定看護師による指導の有無での比較― |
健診受診者の禁煙意図に関連する要因の検討~計画的行動理論を用いて~ |
中学校での継続した「生命と性に関する授業(いのちの授業)」実施の取り組みとその効果ー過疎地域での実施を通してー |
医療者における流死産のグリーフケアの実態と認識ー流産時と死産時の比較よりー |
助産師の児頭第3回旋の判断に関する研究 |
不育症カップルに対する精神支援への看護スタッフの意識と実態 |
開業助産師の協働に関する研究 |
不妊・不育治療への保険適用拡大と経済的・心理的負担との関連 助産学コース |
不妊治療を受ける女性における不妊治療保険適用前後の経済的負担感とQOLに関する検討 助産学コース |
助産師の会陰切開の判断要因に関する研究ーSECIモデルを用いてー 助産学コース |
避妊行動の実行に関係する要因 助産学コース |
HPV及びHPVワクチンに対する認識と接種意向に関する検討 助産学コース |
不育症妊婦の母親役割獲得について 助産学コース |
高校生における「生理の貧困」の実態と意識 助産学コース |
高校生における低用量経口避妊薬に関する認識と実態に関する検討 助産学コース |
トランスジェンダーにおける就労の現状と課題~SOGIハラスメントとメンタルヘルス~ 助産学コース |
保育・幼児教育に携わるスタッフにおける就学前の子どもへの性教育に対する意識と実態 助産学コース |
乳幼児を持つ親子に適したサポートの研究 助産学コース |
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博士後期課程
令和5年度修了 | Collaborative support for child abuse prevention: Perspectives of public health nurses and midwives regarding pregnant and postpartum women of concern |
Exploring tacit knowledge based on an expert nurse’s practice for stroke patients |
Identification of illness representational patterns and examining differences of self-care behavior in the patterns in chronic kidney disease |
Japanese Nursing Staff's Knowledge and Attitude toward Bereavement Care for Couples with Miscarriage/stillbirth and Its Associated Factors |
Moral distress, moral courage, and career identity among nurses: A cross-sectional study |
The Relationships among Internalized Stigma, Sense of Coherence, and Personal Recovery of Persons with Schizophrenia Living in the Community |
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令和5年度博論 | 化学療法を受ける大腸がん患者の手指に生じる末梢神経障害の特徴―横断的観察研究― |
FUTURE
卒業後の進路
卒業後の進路
岡山大学大学院保健学研究科博士後期課程 香川大学法科大学院 岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程 岡山大学大学院環境学研究科博士後期課程 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 岡山大学大学院保健学研究科 岡山大学医学部歯学部附属病院 ベル綜合福祉専門学校 倉敷中央病院 香川県職員 |
訪問看護ステ-ションたんぽぽ 訪問看護ステ-ション看護協会 倉敷成人病検診センタ- 岡山看護専門学校 CAC医療技術専門学校 ELBTC教育図書センタ-株式会社 ガン研有明病院(非常勤)→(教員) 旭川荘睦学園 旭川荘療育センター 宇多津町 |
九州看護福祉大学(講師) 国立病院機構 岡山医療センタ-附属看護学校(教員) 倉敷成人病センタ- 岡山大学大学院保健学研究科岡山県不妊専門相談センタ- |
INTERVIEW
大学院生に聞く!
看護学研究コース
博士前期課程
―コースの特色・魅力について教えてください
毎月の研究会、論文抄読会では、指導教員の先生をはじめ、研究会メンバーの先生方の洗練された議論に刺激を受けています。実績ある先輩方の丁寧に吟味された研究プロセスや、他の院生への指導内容から、自身の学びが深まることも実感しています。また、多様化する社会で求められる発信力を高めるためにも、論理的に分かりやすく他者へ伝えるストーリー構成力やプレゼンテーション力を鍛えることができる環境は、大変とても魅力的だと思います。
―何を学んでいますか?
私は保健師として勤務しており、公衆衛生上の課題でもある禁煙推進に資する研究に興味を持ち、研究課題としています。研究方法論を学ぶだけでなく、健康行動に関する理論も学んでいます。研究課題に関する動向や位置づけを整理する段階では、国際保健学の講義を通して、禁煙推進が児童労働等のSDGsとも関係があることを捉えることができ、多角的な視座を育むことができました。
―これからの夢や目標について教えてください
今後の目標としては、職場で感じる問いに対して、「探求する」という研究マインドを持ち続け、継続的に研究成果を現場へ還元し、保健師活動における実践の質を高めていきたいと思っています。また、国際学会での発表に挑戦することを目標に、プレゼンテーション力、語学力も高めていきたいです。
助産学コース
博士前期課程
―コースの特色・魅力
2年間かけて助産学に関する学習ができるだけでなく、研究を通して科学的根拠に基づいたケアについて考える視点を持つことができ、それらを臨床で働く上で活かすことができると考えています。
1年次には現役の助産師や看護師の方々と共に講義を受けたり、グループワークを行ったり、実際の現場の声を聞くことができ、貴重な経験をすることができました。
―何を学んでいますか?
助産学に関する座学や演習だけでなく、グループワークを行います。学生が資料の作成や発表を行うなど自主性や協調性を身に付けることができます。その経験から実習でも皆で意見を出し合い、どうすれば実習をよりよくできるのか、また、現場の指導者の方々に自分の考えを伝え、対象者にとって最適なケアとは何かを指導者と共に考え実践することができました。
研究では自分の関心あるテーマについて、どのようにすればよりよい助産ケアを行うことができるのか探求心を持ちながら取り組んでいます。
―これからの夢や目標
出産は人生の中で数回あるかないかの貴重な経験であるため、その方の出産がよりよいものとなるよう、一人一人に寄り添ったケアを行うことができる助産師になりたいです。助産学実習を通して、新たな命の誕生を手助けする助産師の素晴らしさだけでなく、責任の重さを改めて学びました。そのため、科学的根拠に基づいた助産ケアを実践することができるよう、これからも日々自己研鑽していきたいと思います。
看護学高度研究コース
博士後期課程
―コースの特色・魅力について教えてください
他の分野の院生と医療における課題解決に向けて議論をする講義(インタープロフェッショナルワーク論)があり、看護の専門性を見つめ、共同して問題解決をすることについて、改めて考え、視点を深めることができました.また、定例の抄読会、他の研究室との合同ゼミなどでは、留学生を含む様々な価値観をもつ方と議論をする機会があり、私にとって新たな視点への気づきとなっています。大学院で学ぶことに魅力を感じています。
―何を学んでいますか?
指導教員とのゼミでは、研究テーマに関する議論を通して、研究をすすめるうえでの課題を日々見つめ直すことにつながっています。ゼミの中で問われた質問に説明ができない場合には、先行研究をレビューするなどし、これまで関心をもっていたテーマの位置づけが徐々に明確になっていることを感じます。ゼミを通して説明できる力や主体的に思考し、探求する姿勢が研究をするうえで欠かせないことを、学ぶことができています。
―これからの夢や目標について教えてください
私は、在宅ケアに関わる研究を行っています。地域で生活する疾患を持つ要介護高齢者や医療的ケア児が増加しており、医師のいない在宅の場では看護職の力が非常に重要と考えています。看護実践の質を高め、地域で生活する方々に貢献できるように研究を通して考えていきたいです。将来的には、効果的な研修プログラムなどにも携わっていけるような活躍がしたいと考えています。
INTERVIEW
留学生に聞く!
Post-ONECUS
博士後期課程
―岡山大学での学び(魅力)について教えてください
私は中国からの留学生です。日本に来た時は日本語がまったく話せませんでしたが、日本語を学ぶ講義や同じゼミの学生とグループワークを通して意見を交わすことで徐々に上達し、研究に関する難しい日本語も少しずつ理解できるようになりました。また、留学生と日本人学生が交流できる場(L-cafe)もあり、留学生にとって学びやすい環境だと感じています。
―どのような研究をしていますか?
看護師さんを対象とし、知識や態度が、流産を経験された方・不育症の方への精神的な支援にどのように影響するのかについて研究をしています。また、私は臨床での経験はありませんが、定期的に開催される勉強会では、臨床ではたらく医師、助産師、看護師さんから意見を聞く機会があり、研究の意義を考える貴重な機会となっています。
―これからの夢や希望について教えてください
日本で行った研究の経験を活かせるよう、中国では教員として活躍したいと思っています。また、中国では周産期医療における患者支援が十分ではありません。日本での研究テーマを継続して追求し、研究者としても中国の周産期医療に貢献していきたいと考えています。