お知らせ




2024年度に保健学研究科と台湾長庚大学との交流協定更新の際に、看護学分野でも交流を行うこととなり、今年度2025年8月18日から29日まで、学部3・4年生を対象とした「異文化・国際交流プログラム」が行われました。看護学専攻の学生4名が参加しました。
この2週間のプログラムは、看護学生の異文化間ケア能力の向上を目的としており、台湾の医療システムや先端医療技術、伝統医療について学ぶ機会が提供されました。学生たちは、心臓カテーテル室や陽子線治療センター、認知症ケア施設などを訪問し、現地の臨床看護を体験しました。また、伝統的な漢方薬や医療シミュレーションについても学びました。プログラム中は、英語でのディスカッションやグループ発表を通じて、国際的な視点から看護について深く考察しました。
参加した学生からは、以下のような感想が寄せられています。
「台湾の伝統医療や最新設備を見学する中で、日本との制度や文化の違いに触れ、自国の医療への理解を深めることができました。英語でのディスカッションや発表は難しかったですが、現地学生と協力して取り組むことで達成感を得られ、専門知識と語学力の向上への意欲が高まりました。」
「学生との交流、英語での授業に励みました。最先端医療、高齢者施設、伝統医療など毎日違う施設を見学、医療者から直接話を伺い理解が深まりました。日本とは違う視点での看護学を体験でき、国際的な知識を深く知ることができました。グローバルに活躍できる看護師を目指す意欲が高まりました。」
「グループディスカッションでは、異なる国で同じ看護を学ぶ学生と意見を交わす貴重な経験ができました。互いの看護の長所と短所を共有することで、将来のモチベーションが高まりました。先生方や現地の学生にも支えられ、非常に充実したプログラムでした。」
「この研修で、台湾での特徴的な医療に強い刺激を受けました。特に、長庚養生文化村では高齢者の自立を促す住居の工夫と、介護・医療の画期的な連携が印象深かったです。他にも様々な施設で先進的な医療に触れ、感銘を受けました。この経験をもとに今後の学習に活かし、将来日本の医療に貢献していきたいです。」
本学では、今後も学生の国際的な視野を広げる取り組みを積極的に推進していきます。
文責:末田