保健学科の紹介

 わが国の医療は今大きく変わりつつあります。高齢化と少子化が進み、生産年齢人口が減って、病院で医療を受けていた人が自宅、中間施設、福祉施設で医療や介護を受けるようになっています。臓器移植や遺伝子治療などの高度医療が普及するいっぽうで医療人の倫理観が問われ、生活の質を重視した医療が求められています。在宅・地域医療や高度先端医療は、多くの医療関係職種が参画するので、チームワークと責任ある判断ができる能力が要求されます。保健学科は、こうした社会のニーズに応えることのできる医療専門の職業人を育てるために創られました。

 保健学科では、他の医療職種や福祉と連携して医療に貢献できる看護師、保健師、診療放射線技師、臨床検査技師を養成します。単なる専門職業人ではなく、チーム医療、地域保健医療活動のリーダーとなれる人材、医療の実践と研究を通して医療技術科学を確立できる人材の育成を目指しています。このため、学部教育では、医師、歯科医師、薬剤師になる学生と相互理解を深めながら、医療人としての感性、広い視野と独創性、科学的思考性と問題解決力や科学技術の展開に即応できる基礎能力を養います。さらに、深い専門知識と技術を修得し、新しい方法論や学問体系を確立できる能力を養うため、大学院保健学研究科を設置しています。

 保健学科に生命への畏敬と探求心をもった多様な人達が集まって、医療保健活動、教育研究を通して常に自己を磨き、国境を越えた幅広い分野で活躍し、人間の健康と幸福に貢献してくれることを期待します。